明治19 (1886)年、名古屋に鉄道が登場します。当時は町はずれだった笹島(中村区)に停車場ができ、名古屋の街も急速に近代化が進みました。映画『風立ちぬ』にも登場する、このカブトビール広告塔のある駅前の風景は明治時代の観光名所となり、絵葉書などにも度々登場します。
当時、このカブトビールを作っていたのが赤レンガ建物。ドイツから技師を招いて作った本格ビールで4大ビールメーカーに次ぐ人気となりましたが、太平洋戦争の激化で生産中止となりました。当時のレンガ造りの建築とともに、忠実に復刻されたカブトビールを味わえば、気分は明治へ。
古くから水運とともに産業が発達した知多半島には、赤レンガ建物だけでなく明治〜昭和にかけて建てられた歴史的な建造物が多く残されています。曲がりくねった坂道、旧道の路地裏を歩きながら、レトロな建物や街並みを探してみませんか?
あの映画のような風景に出会えるかも…。
日本では、山や森、川などの自然には神が宿るとされ、大切に守られてきました。神社を囲む鎮守の森は神域との境界であり、その周囲には神聖な空気が流れています。
古来より続く神社があり、豊かな海と山に囲まれた知多半島。精霊たちが潜んでいそうな厳かな森、妖精たちが隠れていそうな巨大なクスノキと向きあうと、不思議な気配、神々しい景色に出会えるかもしれません。
大府市にはジブリパークのオープンとともに話題となっているバイオリン工房があります。鈴木バイオリン製造は明治20 (1887)年に創業された国産バイオリンのパイオニア。アインシュタイン博士も愛用し、創業者の鈴木政吉氏に宛てた直筆の手紙が大切に保管されているそうです。
工房見学では、世界で愛される鈴木バイオリンを仕上げる職人の姿に触れら触れられ、アインシュタイン博士からの直筆の手紙(レプリカ)を見ることができます。「バイオリンの製作体験プログラム」に参加してみるのもおすすめ!
そぞろ歩くうち、いつの間にかいつもと違う場所へ…。
面白ふしぎな、おすすめスポット、コースをご紹介